難聴の症状・対策・治療法

ヘッドフォン難聴その2

 

ヘッドフォンで音楽を聴くという習慣ですが、考えてみれば、そもそも、耳にとって負担をかけていることなのです。ヘッドフォンを使うため、耳から、とても近い距離で音が鳴り続けているわけです。普通の生活で、このように近くで大音量が鳴ることは、ありえないことですよね。大音量が続けば、耳への負担も相当、大きいものだと考えられます。

 

 

このような状態が続くと、年齢が若くても難聴になりやすく、最近では、ヘッドフォンによる難聴、「ヘッドフォン難聴」と呼ばれる病気が出てきました。ヘッドフォン難聴は、そのダメージが、日々、蓄積されるので、本人が知らず知らずのうちに進行してしまいます。

 

 

ヘッドフォンで大きな音を聞き続けているため、耳や中の神経がダメージを受け続けて、本来の機能を維持できなくなってしまいます。ヘッドフォン難聴は、その結果、聴力が低下してしまう病気です。時に「音響性難聴」と呼ばれることもあり、音楽関係で仕事柄、ヘッドフォンを付けて長時間、音を聴いている人にも起こります。音量が大きかったり、周波数が高かったりすると、難聴になるリスクがどんどん高まります。

 

 

ヘッドフォン難聴や、音響性難聴は、一度、悪化してしまうと、その後、あわてて治療を行っても、元の状態に戻すことが困難です。ですから、残念ながら、このようなことが原因で聴力が下がってしまったら、そのままで、生活していかなければならない状態です。

 

 

では、ヘッドフォン難聴の症状は、どのように起こってくるもので、どのように気が付くのでしょうか。