難聴の症状・対策・治療法

難聴の治療その3

 

心因性難聴の方は、治療をするというよりは、気持ちを立ち直らせることが、難聴の改善に繋がります。そのため、心因性難聴の場合、耳鼻科に行けば治るという問題ではなく、心療内科などのカウンセリングが必要となってくるでしょう。

 

 

また、学校や家に原因がある場合、周囲の人が解決のために協力することも必要です。子供達に発症するケースが多い、心因性難聴は、耳の治療というよりも、心の治療がメインで行われます。

 

 

ご紹介してきたように、難聴の治療には、ケースバイケースで方法がありますが、残念ながら、一度、難聴になってしまったら、耳鼻科に通えば症状が完全に復活するというわけではないのです。

 

 

そのため、一度、難聴を発症してしまうと、その後、ずっと不便な生活を強いられることになるかもしれません。ですから、難聴になってしまった方が治療を開始する場合、どの程度、自分の聴力が回復するのか、見通しについて医師と話し合っておくことが大切です。

 

 

病院に行けば、必ず難聴が治ると思っていると、回復しないことにショックを受けるケースもあるでしょう。たとえ、耳の状態が以前のように完全に復活しなくても、症状によって、また、原因によっては、補聴器である程度、不自由さから逃れられるケースもあります。

 

 

難聴になってしまった方でも、補聴器を使えば、普段の生活に不自由しなくなることもあります。もちろん、補聴器の効果は個人差がありますし、難聴の原因によっては、補聴器がまったく役に立たないこともあります。