難聴の治療その1
難聴は高齢者の方だけの病気ではありません。若い方であっても、ストレスが原因になったり、ヘッドフォンの使用が原因になったりして、難聴になってしまう方もいらっしゃいます。
難聴になってしまった場合、その治療方法はどのようなものがあるのでしょうか。難聴の治療法方は、ひとつだけではなく、どのような原因で難聴になってしまったのか、それによって治療方法も違ってきます。例えば、感音性難聴と、伝音性難聴では、全く別の種類となりますので、それに対しての治療方法もかなり違ってくるわけです。
そんな中、治療法方としては、大きく二つに分けられ、ひとつは手術をする方法で、もうひとつは、薬を服用する方法があります。また、治療方法とは違って、改善方法になりますが、例えば、騒音で難聴になってしまった人の場合、職場を変えるなど、環境を改善する方法もあります。それから、騒音に対して、耳栓をして対処することで、難聴がそれ以上、悪化しないようにすることもあげられます。
まず、薬による治療ですが、副腎皮質ホルモン薬を服用する治療方法があります。例えば、プレドニン、リンデロン、それから、メドロールなどの薬が難聴治療に使われています。これらの薬には副作用もあり、カルシウム不足になったり、感染症のリスクが高まったりすると、「ムーンフェイス」と呼ばれる症状が出ます。ムーンフェイスは、副作用として有名な症状ですが、顔が薬の副作用で膨れてしまい、丸くなってしまう現象です。