難聴の症状・対策・治療法

難聴と補聴器その2

 

補聴器を購入する費用もかかりますし、使用する煩わしさや、面倒も感じるでしょうし、その上、聞こえ方の悪さもあるでしょう。音が聞こえづらいから、補聴器を使おうと思っている方は、まず、自分の難聴が、どのような原因に分類されているのか、それを知ることが重要です。

 

 

難聴は、感音性、伝音性、突発性、老人性などに、分類されますので、自分の症状がどれに属するか、それによって補聴器が有効か、どうか、決まってくるでしょう。聞こえづらくなったからと言って、すぐに補聴器を購入することのないようにしたいですね。

 

 

音は聞こえているが、その中身が分かりづらいと言う症状の感音性難聴は、補聴器を使用したとしても、状態を改善することは難しいです。補聴器を使っても、会話の内容がわからず、相手が何を言っているのか理解できないことが多いです。

 

 

また、大きな音ではないと聞こえない難聴が、伝音性難聴です。症状が重くなると、大音量でやっと察知することができます。症状が軽度や中度であれば、極端に困らないので、補聴器がなくても普段の生活を送れるケースが多いです。

 

 

重度の場合は、補聴器が活躍します。補聴器を使用すれば、よく聞こえるようになるので、伝音性難聴の方でしたら、補聴器が有効になるケースが多いです。

 

 

それから、感音性難聴は、補聴器で劇的な改善は望めないことが多いです。片側の耳だけに症状が出ることが多い、突発性難聴ですから、もうひとつの耳によって音を聞き分けられます。