難聴の症状・対策・治療法

ストレスと難聴その6

 

心の病気でウツなどがありますが、それと同じように、トラブルをずっと抱えて考えて込んでいると、精神的負担が重なり、難聴を引き起こしてしまうのです。自分が、実際にストレス難聴になってしまったら、耳鼻科で診察を受けることが大切ですが、それと同時に、環境の見直しも大事です。精神的なケアも、病院の治療と同じくらい大切だといえるでしょう。

 

 

例えば、病院に通うほか、精神科医や、心療内科医、また、心理療法士などのカウンセリングを受けることもお勧めします。そして、ストレスを感じている現在の環境を、出来るだけ自分で見直すことです。

 

 

子供の場合、いじめが原因でストレス難聴が起きているのなら、学校に相談したり、思い切って転校させたりなど、実際にトラブルを解決することも必要です。家庭内不和が問題になっているようでしたら、家族同士で話し合って、解決策を考えることも大切ですね。

 

 

それから、会社が原因で強いストレスを感じている場合、思い切って長期休暇をとったり、転職したり、転属を願い出たり、環境を変える努力も必要です。

 

 

ストレスは普段、気が付かないのですが、たまりにたまると、怖い疾患になって現れます。その前に、手を打てれば一番良いのですが、日本人はがんばりすぎてしまう国民性でもあるので、ついつい無理をしてしまいがちです。

 

 

心の病気は体の病気となって出てきますから、普段から上手にストレスを発散できることが、健康な体にも繋がってくるのです。難聴だけなく、ストレスが原因で発症する病気は沢山ありますから、なるべくならストレスをためない日常を送りたいものですね。