難聴の症状・対策・治療法

マスカー療法続き

 

マスキングの機器を使っても、耳鳴りが消えてくれる時間には、どうしても個人差があるようです。マスカー用の専門機器は、販売されているものを使うことが一般的ですので、使用の際は、医師に相談してみましょう。

 

 

耳鳴りがする上に、音が聞こえにくいという難聴の方は、薬での治療など、他の方法で治療することになりますが、耳鳴りだけの方にとっては、マスキング療法はとても有効な治療法と言えるでしょう。

 

 

また、マスキング療法は、専門の機械を購入しなくても、身近なもので代用できます。例えば、音楽です。音楽の好きな方でしたら、耳鳴りが気にならないような音楽を選んで、マスキングしてみましょう。自分が好きな曲、ジャンル、アーチスト、どのような音楽でもかまいませんので、耳鳴りをカバーできるような音楽を選んで流してみましょう。

 

 

音楽を聴くことは、マスキング療法としても良いですが、ヘッドフォンを使い大音量で聞くと、難聴のリスクが高まります。若い方に多いヘッドフォン難聴を発症する危険性が高くなりますので、その点だけは気をつけるようにしてください。

 

 

それから、ラジオのノイズもマスキング療法に使えます。ラジオ局の周波数に合わせて、途中に鳴っている、あのザーザー音を鳴らしてみることも手でしょう。同じように、テレビのホワイトノイズ(砂嵐)の音も、耳鳴りが気にならなくなります。

 

 

いずれにせよ、耳鳴りを防ぐためにマスキングをするので、その音量は、ちょうど耳鳴りが隠れるくらいのボリュームが最適です。大きな音は、かえって耳にダメージを与えることになりますので、その点は気をつけましょう。