難聴の症状・対策・治療法

ヘッドフォン難聴その6

 

片側性難聴例がある方、先天性難聴の軽度から中等度の難聴がある方なども、ヘッドフォン難聴のリスクが高いです。このような方は、ヘッドフォンで大きな音を聞き続けることは、難聴へのリスクを高めるので、避けたほうが良いと思います。

 

 

一度、発症してしまったら、元に戻らないことが多いので、後悔してもどうしようもありません。ですから、ヘッドフォン難聴という言葉さえ、知らない人がいるということが、とても危険だと思うのです。知っていれば予防も出来ますが、知らなければ予防することもできませんからね。

 

 

例えば、これからずっと音楽に携わって仕事をして行きたいと思っている若い人が、いつも移動中にヘッドフォンで大きな音を聞いていたら、将来の夢もかなえられなくなるでしょう。耳を大切にしていかないと、将来、やりたい仕事にも就けなくなる可能性が出てきます。音楽を仕事にしたい方でしたら、耳がダメになると、それは致命的ですから、特にミュージシャンになりたい方、レコーディングエンジニアなどに憧れている人は、もっともっと耳を大切にしていかなければならないでしょう。

 

 

難聴になってしまうと、普段の暮らしも不自由になるほか、音楽が好きな人にとっては、音が聞きづらくなることは、他の部位の病気よりも、つらい思いをすることもあるでしょう。ですから、ヘッドフォン難聴にならないよう、普段の生活で気をつけていくことが大切ですし、このような疾患のことを知らない人がいたら、家族や周囲の人が、教えてあげることも大切だと思います。