難聴の症状・対策・治療法

難聴と補聴器その3

 

両方の聴力が同時に落ちるようなほかの難聴のケースに比べたら、感音性難聴は、片方だけですから、不便さも違ってくるでしょう。また、加齢によって発症する老人性難聴ですが、このケースが補聴器を使うと言うイメージがありますよね。

 

 

それは、補聴器のコマーシャルや広告が、そのようなイメージを作ってあるからです。おじいちゃんや、おばあちゃんが補聴器を使って、声がよく聞こえるようになった、と言うようなコマーシャル作りがされています。

 

 

ですから、見た側は、補聴器を使うと、高齢者でも、良く耳が聞こえるようになるという商品イメージを持っていると思います。ですが、コマーシャルに出てくるように、老人性難聴の方が、すべて、補聴器を使えば、症状が改善できるということはありません。

 

 

特に高齢者においては、器具の操作もなかなか慣れないため、補聴器を使いたくても上手に使いこなすことができないのが現状です。使用がわずらわしく感じたり、面倒に感じたりする方も多く、さらに、補聴器自体、高額なものもありますので、なかなか手が出ない方も多いと思います。ですが、最近の補聴器はどんどん進化してきて、値段も下がってきていますから、品物によっては、使い勝手は良くなっているので、一度、試してみる価値はあるでしょうね。

 

 

特に、難聴でも老人性の場合は、加齢で起きている症状ですので、病院に行っても、耳の聞こえの状態が大きく改善することは考えられません。耳鼻科に行って見てもらっても、補聴器を進められることが多いです。補聴器も、種類が豊富で、値段もマチマチなので、医師から選び方など、アドバイスを受けておくと安心できますね。