難聴の症状・対策・治療法

ヘッドフォン難聴その5

 

もし、みなさんがヘッドフォンで音楽を聴く毎日を送っているのでしたら、音量はあまり大きくしすぎないことでしょう。ヘッドホン難聴という現代の病気にならないよう、音の量が予防のポイントになります。

 

 

特に、屋外で、ヘッドフォンをつけ、お気に入りの音楽を聴いている方は、街中の騒音、雑音の中でも音楽を聞けるようにボリュームが大きくなります。電車の中など、ヘッドフォンの外にもれるほど大きな音量で聞いている人がいますが、あれは良くありません。自分自身が気をつけて、いつも意識的に音量を小さめにするようにしたいですね。

 

 

また、耳を休める時間を意識して作ることです。ずっと音楽を聴いていたい方もいらっしゃるでしょうが、耳を休める時間を毎日、きちんと設けることも大切です。それから、耳を休めず、いつも音楽を聴いていると、ヘッドフォンの音に耳が慣れてしまうこともあり、ボリュームが大きくなる理由にもなっています。

 

 

とにかく、ヘッドフォンを使う方は、普段から、意識的に音を小さくするようにしなくては、難聴を予防できません。いったん、音が聞こえづらくなる現象が起きたり、難聴の症状が出たりすると、耳鼻科に行き、治療で回復することは難しいと言われています。ヘッドフォン難聴は、残念ながら治療することが困難な病気なのです。ですから、予防がどれほど大切かおわかりになると思います。また、ヘッドフォン難聴になりやすい人とは、騒音性難聴、音響性難聴になったことがある人です。